瞑酩走

走り、酒を飲み、気ままに、寅さんのように。

迷い糞

23日 7,73k(4:35)昼休みラン 1分完走ダッシュ×8本


24日 7,73k(4:40)昼休みラン 1分間走ダッシュ×13本


25日 走らず  休憩室で昼寝


26日 33,71k 総距離
    15,11k 1:02:42(4:09)7周ビルドアップ


4時55分起床。22時には眠りにつき0時前に小便に起きたものの、その後は一度も起きることなく目覚まし時計で目を覚ます。酒を飲まないと睡眠の質がまるで違う。疲労感が少し和らいだようで、久しぶりに気持ちのいい寝起きだった。
白湯にバナナ一本を食べ5時20分に走りだす。少しひんやりと感じるが、走るにはこの季節が一番いいい。いつもの川でウオーキングしているおばあちゃん同士も、すれ違いざまに「気持ちのいい朝だね」こんな挨拶がわりの言葉を交わしていた。
2周ジョグしていつもの時間にいつものスタート地点へ。いつもと違うのは今朝は総勢10名と大所帯でのビルドアップ。会話があちこちでして賑やかではあるが、一人最強ランナーのIさんだけは故障中もあってかどこか不機嫌な様子。それでも7周ビルドアップを2番手で終えていた。6月のサロマ100kで日本代表を目指しているだけに、この4月は追い込んだ練習をやらなければならない焦りもあるのだろう。今年が年齢的にも狙える最後のチャンス、とも云っていた。いい状態でスタートに立てれば6時間4、50分位では走れるはずだ。
本人に云うとプレッシャーにもなるので云わないが、練習仲間が世界へ。いつもの川から世界へと羽ばたいてもらいたいものだ。


15日のレース内容はどうなってるの?


スタートから先頭集団に着き、そこそこ速いペースではあるが心肺は非常に楽。1kもしないうちに「今日はやれる。走れる」確信する。トレイルに入るまでの緩やかな登りに入り先頭集団と少しずつ差が出始めるが、遅れたのは私だけではなくFさんと他3名。トレイルに入るとFさんと二人になり、他3名は後ろへ。先頭集団はすでに見えなくなり実力の違いを早々に知る。登りも身体は動きFさんとは付かず離れず。この時にはEさん、Tさんのことは頭になかった。
最初のピークを登り切り走れるアップダウンに入ると私が自然と前に出て、その後の林道区間の登りでFさんとの差は100mに。長い下りに入るとその差は更に広がる。


駄目だ。ここまでだ。レース後10日も経つと集中して書けない。


これだけ書いとこう。


とにかくこの日は調子が良かった。


トレイル区間で三度ほど道を迷った。この大会は分岐では完璧に矢印の標識があるが、それがなかった。その度に立ち止まり、一度は下りに進んだが何か違うと感じ引き返し、Fさんを待っていたら「登り登り」と教えてくれコースに戻れた。こんなことが三度もありその度に差が縮まる。それでも心は折れずレース展開を考えていた。
「ラストに急登がありここでFさんに抜かれるだろう。登り切ってから下りで抜き返し、ゴールまでのアスファルト区間で勝負と」
まさにこの展開になる。ゴールまで200mの直角カーブで後ろを見たら、7、80m差でFさんが迫ってくる。その顔は鬼の様だった。脹脛が何度も攣りそうになりながらキロ3:40ペースで逃げ切った。


このシリーズ戦では何年ぶりの優勝だろうか。一番高い表彰台からの景色を全身で感じ喜びを一人嚙みしめ、大会委員長から賞状を頂くときに「いよいよ復活ですね」


あとで大会委員長から訊いたのは、分岐で矢印の標識がなかったのは登山客が抜き去ったからだと、寂しそうに云っていた。
心無い人間の行為に悲しくもなるが、そんな登山客は糞でも踏めばいい。あ~、云ってしまった。レース中我慢できなくなりしてしまった。
野糞を。紙も持ち合わせてなかったので落ち葉で拭くしかない、最悪そう思っていた。でも大丈夫だった。
この日は走りだけでなく糞もキレが良かった。拭かずに済んでしゃがんで立ち上がるまで5秒。もうこれくらいで良いだろう。


帰り際に四位だった男前のEさんが笑顔で「次は負けませんよ」


次のシリーズ戦は5月20日。昨年の一位はEさん。


私も云う


「次も負けませんよ」


心の中で

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