瞑酩走

走り、酒を飲み、気ままに、寅さんのように。

勝負の8連戦

10月11日のロードレース10kは5連覇を狙っての参加だった。今年は最大のライバルが不参加ということで前日から緊張感もなく、しっかり睡眠も取れ体調はまずまず。
プログラムを見たら5kを15分台で走る方を発見。このTさんにハーフ、フルでは勝てるが、10kとなると難しいだろうと思ってしまう。
10時スタート。高校生、大学生が一気に飛び出す。その後方につくが直ぐに離される。その後方についていくのがTさん。3Kで50m、5kで100m離される。私の持ち味は後半の粘り。これでこのレース3年間は、ラスト300~150mで逆転勝ちをしてきた。7kで200mに差が開く。ここで開いたのが致命的だった。9k手前の上りで差が縮まっているのが分かったが、残念ながら5連覇とはならなかった。優勝していれば来年も無料招待だったが、これで来年のスケジュールはあいた。トレイルレースにでも申し込もう。
10kのタイム33:59


18日はトレイルレース。距離は34k。二年前は3時間17分台で年代別優勝できた。昨年はアクアに招待されたので不参加。当然今回も優勝を狙っての参加。
4時半に仲間と三人で車で向かう。一人は30代で16kコース。もう一人は女子20代で同じく16k。このお二人、仕事に故障でほとんど走っていない状態での参加。私が同じ状態なら絶対に出ていない。30代のAさんは右足首が腫れ上がっており、ロキソニンを呑んでの参加。


レースはスタートから6人に絞られ、2Kで山に入って4人が前に、5m~10m離れて私と30代の方。2kで標高200m、6kで1000m。前4人とは少しずつ離され、6k登りきる前に姿が見えなくなる。
6kから8kが湖の回りを通る絶景ポイント。ここで早くも気持ちは最高潮。自然と笑みがこぼれてくる。走れる箇所なので落ちてきた一人とみるみる差が詰まる。
8kから11kまでは登り基調で、せっかく詰めた前のピンクTシャツの方と差が開いてしまう。この時は彼が40代とはまだ知らず。
11Kから17Kまではアップダウンの連続。ここではっきりとピンクの方の走力がわかる。降りと平坦な箇所は私より遅いと。
ロープを使う降りでぴたりと後ろにつき、走れる降りで抜かす。短い登りで膝に手を当てながら後ろ見る。ゼッケンを見て40代と知る。
17kから26kまでの下りロード区間で一気に引き離す。長い直線で後ろを見たらピンクの方は見えない。「よしっ、前だ、前の選手を捕まえよう」、前を見るが全く見えない。
ハムが攣りそうになるが、仲間からもらったスズメバチ?のジェル(700円)を摂ったら復活。応援は少ないが、それだけに力を頂く。それでも26kから28kの山登りはきつく歩きも入ってしまった。降りで集中力が切れたからか転んでしまい、右膝、脛を軽く負傷。
ゴールまでのロードは応援の方も多くなり、ラスト1kで農家のお爺ちゃんが「これ食え」と、反射的に手を出して取るとブドウ半房だった。それを食べながらラスト100mはダッシュ。先にゴールしている16kの方々から「速え~」の言葉を背に受けながらゴール。
二年前よりタイムは悪かったが、年代別一位。これで来年は招待選手。仲間の女子の優勝には驚いた。Aさんも無事完走。
この大会は本当に良い大会だ。参加費、トイレ、駐車場、スタッフ、表彰式もすぐにやっくれるし、副賞も素晴らしい。ストレスが一切ない。ストレスは仕事だけでいい。
その仕事だが一つだけ良いことがあった。職場の隣に32階のビルがある。階段で最上階まで行ける。階段数は880で上り下りに15分前後はかかる。標高差300m、5往復で1500m稼げる。昼休みでやれるのは3往復が限界だ。今週も月曜日と昨日やった。今朝もトレイル後特有の強烈な筋肉痛はあるが30k(途中15kのビルドアップ含む)走ってきた。
この階段はトレイルを強くなれるチャンス。明日も仕事を頑張ろうとは思わない。
トレーニングのために仕事に行く。
そう思えば苦も楽に変わる。

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