瞑酩走

走り、酒を飲み、気ままに、寅さんのように。

おめえはなんなんだ

三月


1日 31.51km 3:03:20(5:49)(21)5時44分


5時05分起床。二日酔いではないが身体はいまいちで重い。宝焼酎ハイボールロング缶に兄からの日本酒一合をぬる燗に、黒糖焼酎ロック1杯。もう一杯ロックいっていたら二日酔い確定だった。この見極めが大事で難しい。


スペシャルドリンク(豆乳に青汁、玉ねぎの皮、摺り胡麻)を摂りいつもの新興住宅地へ。
今年に入って便所は4.5km先にある公園で一発かまし、10km前後で二発目、これで落ち着きビルドアップ開始だが、今朝は昨日の今日なのでジョグだけと気が緩んでいたからか、一向に気配を感じない。新興住宅地から倉庫周りをひたすらグルグル。15km過ぎて、ようやく二発目の気配から屁を連発し便所に駆け込む。


膝の痛みは劇的に治った?(完治はしていないと疑ってはいる)が、この過敏性腸症候群は治らない。ただ、昨年は三~四回は当たり前だったが、今年は二~三回に減っている。今の状態ではロードレースは無理だろう。参加するだけならまだしも、タイムは狙えるわけがない。昨日のびわ湖マラソンで元仲間の走りに心が揺さぶれれたものの、自分にはロードレースの参加もできないだろう。薬を呑むか。そこまでして出るか。トレイルなら山で可能だろうが、人としてどうなの。そんなこんなを考えながらグルグルジョグの三時間だった。


四月のトレイルレース、六月にはロードのロングレース、招待されるトレイルレースもある。悩んで考えても毎日走れる身体がある。これはほんとうに仕合わせなこと。
昨日、録画してあったオストメイトモデルのドキュメンタリー観た。内科医でもある44歳の女性が人工肛門をつけモデルをしている。その姿は水着だった。釘付けになった。
ストーマ装具(パウチ)は糞が見えない色つきの加工されたものだが、日本ではあまり普及されおらず、この方も普段は透明の糞が見えるものを使用している。
番組では4、5歳だったか、生まれつき障害があって生後二日目で手術、人工肛門で元気に生活している子供との交流の場面があった。
子供と親はモザイクがかかっていたが、健気でむじゃきな子の姿に胸が熱くなり、絞めつけられた。
子供と別れるときにプレゼントがあると云って渡したのが、金メダルだった。メダルには一等賞の文字が。彼女の手作りのメダル。
「〇〇ちゃんは私の先輩なんですよね。生まれて二日目から人工肛門の人生をおくってきて、これからもつけたまま生きていくんです」


涙がでた。


人の不幸を見て、まだましだと仕合わせを感じるおめえ。


涙して同情し、その人の気持ちになっているつもりのおめえ。


酒吞んで、そんなこと忘れているおめえ。


昨日の元仲間の走りに嫉妬しているおめえ。


おめえはちっぽけで尻の穴の小さな男だよ。


ちっぽけなりの分相応な人生を歩むしかない。


おめえ、ってやつは。


おめえ、なんだよな。


故郷の言葉で終わりにする。


おめえは


おんつぁげす

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