瞑酩走

走り、酒を飲み、気ままに、寅さんのように。

年賀状で感謝、身体にありがとう

19日 走らず、休憩室で寝る。


20日 25,6k(総距離)
    12,87k(ビルドアップ)53:53:5


4時半起床、白湯にバナナ一本を摂り5時10分スタート。
休みたくない休日で気が重いがいつもの川へ。40分に着くと58歳の年代最強のkさんが走っている。まだこの時間は暗く、ウオーキングの方も走る方も数えるほどしかいない。その中を黙々と。
1周ジョグですれ違ったので一緒に走る。訊けば昨日は早朝にビルドアップからのインターバル。仕事が終わってからの10kビルドアップ。総距離40k走られたそうだ。それでも今朝もビルドアップをやると。
なんでここまでできるのだろうか。


17日に隣の市で開催されたレースで49歳の男性が倒れ、現在も集中治療室で戦っている。そんなことも頭にあったので、まだ暗闇のなか二人でビルドアップしながら話し、訊いてみる。
「17日の〇〇〇市の大会で49歳の男性が倒れましたね」
「えっ、知らない知らない」
kさんもこの大会で優勝しているだけに、知らなかったのは意外だった。
「それって普段あんまり走ってないとか、前日に飲みすぎていたたとか」
「それがチームにも入っていてそこそこ速い人みたいですよ。酒は飲んでたかはわかりませんが」
「知らなかったな」
「心臓の検査は会社の健康診断で心電図やるくらいですよね。脈が飛んだり
速くなったりするから心配は心配なんですよね」
「わたしね五年前に24時間心電図やったんですよ」
私も20年前にやったことがある。少し驚きながら「自覚症状とかあったんですか」
「不整脈と急に速くなったりね」
なんだか安心してしまう自分がいる。
「ランニングはやりすぎたら身体によくないですもんね。kさんは何歳までここまでの練習やります?」
「65歳ぐらいかな」


そのあとはkさんのラン仲間の甥っ子が来年我社に入社すると訊いて、少しペースダウンしてしまうくらい驚く。思いとどまるなら今なんだが、どこの誰だかわからない人間に云えるわけもなく、後悔させない会社と思いたいものだが、あの阿保な社長と高圧的な常務では「こんなんじゃなかった」と、なってしまうかも知れない。


3周目で対岸をびわこランナー二人を含む4人がビルドアップスタートしていた。5周目に入るとびわこランナーの一人がジョグに切り替えていた。すぐに故障したのがわかった。原因は走りすぎ。週の強度が多すぎること。毎週レースを走り、月の走行距離は700から800k。これ以上細かいことは書かないが、これでフルを2時間23分まで走れるようになった彼に、わたしが何を云っても聞く耳は持ち合わせてはいない。これは当たり前の事だろう。自分より走力ないわたしに云われても説得力はない。
でも一つだけは訊いて欲しかったことがある。
前に飲んだ時に彼は云った。
便検査で引っ掛かりカメラをやるように云われたことを「あれはめんどくさいし、痔だから大丈夫でしょ」
走って痛ければ走らない、原因のわからないことを放置して走れるほど強い人間ではない、わたしは。


わたしとビルドアップ終えたkさんが、そのあとすぐに体調が悪くなり座り込んでしまった、と帰宅後ラインで知る。本人から低血糖か貧血で心配ないですと。とにかく大事に至らなくて良かった。


今日は年賀状を書いたり、次女が妻より遅く出るので心配なので、いつもより早く家を出て帰ってきた。リビングで次女が韓国の女子グールプのテレビを観ながら踊っていた。
「おかえり」
「おうっ、何時に出るんだ」
「40分ごろ」
左手首を部活で痛めていたので「無理すんなよ。気をつけてな」
「だいじょうぶ。テーピングするから」
この間、踊り続けていた。
どうやら大丈夫そうだ。


年賀状も妻の老眼鏡を借り20枚書き終わり、書き上げた年賀状を見ながらつくづく字が汚いと思いながらも、今年も終わったような気持にもなる。


一枚目に書いた、母、兄への字からして間違え、二枚目に書いた姉でも間違える。


気持ちだけは間違いなく伝わるのだろうか。

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