瞑酩走

走り、酒を飲み、気ままに、寅さんのように。

なんだかんだいい日なんだな

2日 7.43km 36:40(4:56)昼休みジョグ(79)


ガーミンも自分も調子が悪い。2kまでの距離が短く1kmの入りが4:09。ありえない。
仕事も忙しく、遅番出勤の滑稽な男との最初のやり取りで怒りを通り越す。


3日 17.36km 1:57:58(6:48)帰宅ジョグ(74)


45分の残業で6時前から帰宅ジョグ。すっかり暗くなりヘッドライトを点けてスタート。
このコースも飽きてきたが一番走りやすいからこの道しかないか。


4日 32.39km(総距離)
   12.48km 51:31(4:07)倉庫周り7周走


今日こそは筑波山にと4時に目覚ましを掛けるが起きれない。目覚ましを止めるはっきりとした意識もあるのに二度寝してしまう。
結局起きたのは5時55分。いつもの美味くもない物を身体に入れ6時25分から走り出す。ぽつりぽつりと雨が落ちてくるが、倉庫周りに行くか隣の市の川沿いに行くか考えていたら止んでいた。
3km過ぎでまっすぐ行けば倉庫周り、左に行けば隣の市の川沿い、今朝は腹の不安もありまっすぐ進む。
不安は的中。家でも便所に行ってたが公園の便所に。洋式便所に尻をつけないで中腰で、これが外でのスタイル。なんで一回で済ましてくれないのか、水で流れ吸い込まれていくブツを見届けながら思う。
涼しいので嫌な汗もかかないで再スタートし倉庫周りで7周走。3周で逆回りしたらまたもや腹が。調子が狂い汚い言葉を吐き出してしまう。建築現場の仮設便所に助けられ、再々スタート。この後も何度か怪しかったが屁で済んだのは幸い。
この身体ではもうレースは無理ではないか。筑波山にここまで行けないのはこの不安があるからか。参加できるレースがあるならもう一度走りたい。あの緊張感と競い合うスリルに苦しみ。帰ったらレースでも探そう、なんて家まで3kmの所で信号待ちしていたら、同じく信号待ちしているマスクに帽子をかぶったおばさんの様な女性が、顔を突き出すようにこっちを見ている。誰なのか自分になのかわからず、思わず首を傾げると今度は手を振ってくるではないか。青になり小走りしてくる姿、フォームで長女と気づいた。


長女が「公園一周して帰ろう」


よろこんで逆戻りする。中学では陸上部で中距離をやっていた長女。並走するのは十年ぶりだろうか。そんな話や、この公園で陸上部の男子と練習した帰り道で信号無視して渡ろうとした自分に同級生の男の子が「先生が信号無視はだめだって云ってました」
そんなこと云われたよね、なんて二人笑った。
団地内に入って100mでゴール。「よしっ、ラストダッシュだ~」
後ろから息遣いが聴こえる。中一の夏の1500mで初めて5分切ったレースが鮮明に蘇る。


長女が先にシャワーを浴びるのでバイク20分に筋トレ。入れ替わるようにシャワーを浴びて遅い朝飯喰っていたら、長女の化粧もできあがりおばさんから女に変身していた。


わずか20分のジョグだったが、とても仕合わせな貴重な時間だった。


ジョグ中に云った。


「来月でも筑波山に行くか」


「まえにみんなで行った山?」


「うん、そうだよ」


「誕生日でいろいろと予定があるかも」


「そうか、行けたら行こう」


「うん」


レースは探すのはどうでもよくなってきた。


走れること、家族が健康でいれること。


これはあたりまえではないこと。


感謝の気持ち、おかげさまの気持ちを忘れず。


どうやらレースに出ないで年を越しそうだ

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